2015/11/05

信じること見抜くこと④

少し間が空いてしまいました。

続きです。

前回、自らのオフィスを持たず喫茶店やホテルロビーなどで
カウンセリングやお商売をする人はどうなの?・・・と書きましたが、

ほんの少し見方の角度を変えてみると、

密室(相手のテリトリー)で会うよりも、
いざとなったら逃げ道が用意されている
外部との接触のある場所、というのも、
お客さんである当事者にとっては安全なのかも知れません。

こういうのはケースバイケースでもあり、
その手のサービスを受けられる、
お客さんの意識、価値観次第であるんですが。

というのも、スピリチュアルや占いやオカルトなど、
その業界に属する私が言うのも何ですが、
現実問題として得たいが知れず、信用のおけない、
不健全な人々や団体が存在しているのは事実なので。

例えばカルトな宗教だったりとか、妙な自己啓発サークルとか。
お金儲けに端を発したインチキだったり、
勘違いでイタイ人が自己陶酔でやってる可能性もあるし。
とくに団体は怖いですし、洗脳ビジネスとか、
詐欺まがいの商法と結託している人もいますからね。


そういえば、昔お店で一緒だった占い師のMさんが、
渋谷の駅前で「勉強中なんです。手相みせてください」
と声掛けられて、何の気なく、手を差出し・・・
(実はMさん、西洋占も東洋占も出来る人で手相もプロ)

最初は褒めてたけれど、話がヘンな方向に。

「あ、これが噂の・・印鑑売りだな」と気付いてたMさん。
彼らの手口に興味深々で、それが知りたく、
ほいほい何も知らないフリしてついてったそーです。

したらば、とあるビルの一室に連れて行かれ、
あーだこーだ集団で取り囲んでまくしたてられたのだとか。

・・・いわゆる霊感商法ですね。

もちろん、Mさん、その手には乗りません。

へーはーほー と、のらりくらり。


さすが新宿で産湯を浸かり、
歌舞伎町がほぼ地元・・・という根っからの都会人。
相手の手相の観方が素人であることも見抜いてますし、
そんな簡単には相手の洗脳には乗りませんのでした。

して、懐柔作戦に乗らなかったばかりか、脱出にも無事成功。
(書かされた住所ももち嘘)


でも、こういうのに騙されちゃう人がいるのは事実。
最近でもまだあるんでしょうか? こういう霊感商法。

マジメに心理学や自己啓発、占いの仕事とか、
オカルトやスピリチュアルの研究とか利用とか、
誠実に仕事している人たちからしたら、とても迷惑な話です。

どこの世界、ジャンルにでも、悪党はいるし、
いい加減な仕事している人はいるよっていっても、
ただでさえ、胡散臭さ100%で社会的に認知されていず、
偏見もたれやすい、世間体の良くない仕事ですから、
そういうインチキやってる人や、ふざけた人がいると、
業界全体がイメージダウンで、悪い影響受けることになってしまう。

なかなか頭の痛い問題です。

消費者の人が知識つけて、
ホンモノとニセモノ、見抜く目を養って頂きたいですね。

なんか危ない・・・って危険信号感じたら、
違和感があったなら、それに従うのが一番だと思いますので。

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さて、そういう意味で、
最初の一回は「お試し」と考えたほうがいいかもです。

ネットや広告、雑誌などの媒体で占い師や霊能者など、
スピリチュアルな職業の人を探す場合、
まずサイトの内容を吟味して、自分の直感に頼ったあと、
それですぐに信頼するというのではなく、

実際に会ってみて、会った感じ「どうだったか」
良い印象を持てたのか否か、おかしい点はなかったか、
人としてどうだろう、生理的に自分はどう反応したか、
自分の本能は危険を察知していなかったか?
相手の話に矛盾はなかったろうか・・・など。

それで総体的に判断するのがベストかと。


本題はその後にして、最初の一回のお金は「捨て金」位に
考えたほうがベターかも知れません。
最初から人を信用して、何もかもさらけだして
すべてを委ねるのはちょっと無用心だと思いますので。


ちなみに私はわりかし警戒心は強いほう、です。
ていうか、失敗をたくさん重ねた経験上のことですけど。
何回か会って、観察させていただいて、
その人のパターンとか考察して、それからですね。
大丈夫と思って信用するのは。

評判ももちろん大切ですけれど、
自分の目で見て判断するのが一番大事だと思います。

他人や相手の言うことを丸呑みしないで、
あくまでそれは情報のひとつと思って、
自分で咀嚼して、その概念や価値観を受け入れるか否か、
最終決定に関しては自分自がどう思ったか、で決めることが、
情報や他人の意見に振り回されないことになるでしょう。


つづく。。。

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