2016/01/01

2015 レポートNo.8 「Y・Hさん」

振り返る機会を改めていただいて、最も感じたのは、
人とのかかわりがあって変化し、成長できること。
とくにわたしの場合は人との関係なくしては、変化も成長もない。
周囲の人たちが成長を助けてくださっているのだと痛切に感じた。
グループレッスンへの参加がかなってから、
人とのかかわりを通じて起こる変化が加速した。

○グループレッスン参加前
 人とのかかわりが怖くて(今も怖い)、かかわりをもたないようにしていた。
自分から話しかけたり、話題を提供したりすることは一切ない。
その時間をやり過ごすことに集中。
そんな態度で、こころを開こうとしないのに、親しくなれる人がいたらいいな、
誰か話しかけてくれないかなと都合のよいことばかり考えている。
周囲を見ず、見ようともしない。周りに依存し、期待し、甘えた状態。

○グループレッスン参加から間もなく
 それまでの基本姿勢は崩すことなく、しばらくやり過ごす。
アルマさんが再三注意してくださっていたのに。
周囲への依存、甘えがピークに達し、レッスンでこころを開かないまま、
周囲を拒絶し、かたくなな姿勢をとり続ける。
この間、アルマさん、スクールの皆さんが
どんなにか不快な思いをされていただろうと思う。
二度としてはならない、絶対に繰り返してはならない態度。
それでもアルマさんはスクールへの参加を許してくださり、
クラスメイトは根気強くわたしの軟化を待ってくれた。
受け入れたほうがいいに決まっていると頭ではわかっているのに、
不要なプライドにとらわれていた。
少しずつ受け入れられるようになったころ、
こころを解放することの爽快感を味わった。
みなさんが許し、待ってくださったからできたこと。
ほんとうにほんとうに感謝しています。ありがとうございます。

○日常での変化:母との関係
 徐々に受け入れられるようになると、日常でも変化がみられるようになった。
顕著だったのは母との関係。わたしがかかわろうとしないことに、
母が不信感を抱いていると気づいた。積極的に母と話しをした。
お互いの態度が柔らかくなったと思う。
不信感はぬぐいきれていないと思うけれど。
近い関係だからこそ会話し、たとえそぶりでも、
相手を気遣い続けることが大切なんだと学んだ。

○職場で:同僚との関係
 新しい職場で、
これまでにかかわることのなかった人たちと密に接するようになる。
一回り以上も年下の若い女性たち。
職場には年上も、同年輩も、男性も多くいるのに。
ここでは、相手をよく観察し、懐へ入っていくくらいの勢い(わたしの場合)
で接することが、よい関係につながると教えてもらった。
観察することで相手の美点や変化に気づき、
会話が生まれ、相手への関心が芽生えた。
細かいことはほとんど気にならなくなり、
人間関係にほとんどストレスを感じなくなった。
ほんの最近まで、不満を募らせていたのに。
若い同僚が変化を促してくれていることに改めて気づかされた。

○こころが動く
最近はすぐに涙がでる。こころが動く、それを実感したのは、ごく最近。
知人の病気を聞いたときだ。その知人を猛烈に愛おしと思い、
何かしたいと素直に思えた。
こういった気持ちになったのははじめてだと思う。
こころが解放されつつあると感じた。
人との出会い、誰かと共有・共感できる時間を
大切に大切にしたいと強く願う出来事でもあった。


グループレッスンでの皆さんの助けが、
人との関係の築き方に変化をもたらしてくれた。
チャクラワークもきっかけを与えてくれたと思う。
この二年間は、その変化がこれまでにない速さだった。
変化には段階があることも感じた。
依存も甘えもまだまだあり、観察も気配りも絶対的に不足している。
人間関係の中で学べることは、尽きない。
人とのかかわりはあらゆる感情も呼び起こしてくれる
大切なものだと気づいた。


一方、一貫するものがあることもわかった。
いいなと思う女性像。
昨年、中学生のときに読んだ少女向け小説を読み返したのがきっかけ。
強くて芯がある、でも優美、周囲に配慮できるなどなど。
アルマさんがSNSで示してくださった像と一致する。
それがわかると、課題がみえてきた。

○考える力、気づく力を養う
 無意識に過ごしていることを実感。
変えるための意識はいつもアルマさんやクラスメイトがもたらしてくれた。
なぜ今自分がこういう状況にあるのか、考え、
気づく力が圧倒的に不足している。内省の重要性がようやく腑におちた。

○客観的、多面的に物事を捉える
 考え、気づきを得る過程で必要になるのは客観的、
広く多面的に物事をみる力。
独りよがりにならないよう、つねに考え方を点検する。

○よく観察する
 変わりたいときは、対象をよく観察することが必須と感じる。
世の中に関心を持ち、よく見て、よく聞いて、
よいところを見つけ、相手を理解しようと努める。
自分のこともよく観察する。よいところをさらによくするように。

○自ら行動する
 気づいたことを実行に移さなくては、変化は起きない。
自分の考えを自分の言葉で伝え、行動を起こしていく。
受け身体質脱却は、急務。

○ふんばる
 あきらめる清さがあってもいいと思うけれど、
できれば最後までふんばりたい。
最後までふんばれる、やりきれる力をつけたい。

○差別意識をなくす
 他人と自分を差別しない。
わたしにとってこれは根深く、時間のかかる問題だと思う。
焦らず取り組み続けるしかない。
こだわりや固定観念、先入観を捨て、
本質を見極められる人になれるかにかどうかにかっていると思う。


 振り返りきれていないところ、課題はまだまだあると思う。
感謝や謙虚さ、思いやりの醸成も必要。
職場での人間関係が落ち着いた今、次の段階へ進むことも、
本来の道を歩めるようになることも重要。
そして最近ふと思うのが、なぜ女性なんだろうということ。
女性として生まれてきたことの意味を気づくまで考え続けるしかない。

 再度振り返る機会を与えてくださり、ありがとうございます。

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